論理エンジン
10/18(日)にみなと会館でおこなわれた「出口 汪」先生の講演会&「論理エンジン」実践報告会に参加させていただきました。
出口先生は、もともとは東進さんの人気講師で、多くの執筆もされている方で、本屋さんに行けば必ず出口先生の本が置いてあります。
会場には塾の先生よりも北陸3県の高校の先生方が多く、その中でも差別化を図りたいようで、私立高校の先生方が多かったようです。
話の中で私自身が一番注目したのは、「筋道を立てて考える」ということでした。
例えば数学の文章題で、「この式のこの部分はどうやって作ったの?」や「何でこの答えにしたの?」と聞くと思うように成績を上げれていない子の多くは「わからない」と言います。
自分の書いた答えがどうしてそうなったのかを答えられないのです。
これは、式を作るときに筋道をたてていないから「わからない」のです。
きちんとルールがある数学ですら筋道を立てないのですから、ルールの存在すら知らない、学校でも教えられていない国語ならもっと大変なことになります。
文には、ルールがあり筋道を立てて考える練習を「主語・述語」からやっていく学習ですが、これは根本的な考え方の改革に近く、能力開発的な考え方だと感じました。
この「論理エンジン」を採用して、きちんと活用している学校や塾ではかなり成果が上がっているのですが、コストがそれなりなのと時間がその分多く必要ですし、内容が本当に基礎基本からで、パッと見は簡単に感じてしまうのがネックなのではないでしょうか。
ドリアシで「論理エンジン」を採用するかは、まだ検討中ですが塾生の将来を考えるととても必要だと感じております。