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石川県総合模試の偏差値とは?

白山市(石川県)では7月から石川県総合模試が始まり、約月1回のペースで、第7回(2/7)まであります。
この試験の成績表の中で「偏差値」の記載がありますが、多くのお子さんと親御様は???ではないでしょうか?
ドリームアシストの塾生や塾生以外で受験した生徒と保護者様には説明しておりますので、何なりと。

簡単に説明すると、平均点を偏差値50としてテストの成績を見る方法です。偏差値が50より上(55、60、etc)なら平均より上の成績、逆に50より下(45、40、etc)なら平均より下の成績です。数字が高いほど良い成績、低いほど悪い成績です。なので、偏差値65は、偏差値60より良い成績です。

偏差値とその他の基準との違いは?
成績を見る方法としては、点数、順位、平均などがよく使われます。この3つは特にわかりやすいです。点数なら、70点より80点の方が良い点数。順位なら10番の人は20番の人より良い成績。平均点なら、平均点より上の人は良い成績、平均より低ければ悪い成績。
こんなにわかりやすい基準がちゃんとあるのに、どうして、偏差値のような難しい数字を使うのか? ズバリ、偏差値のポイントは異なる試験の成績でも比べることができるということです。
試験の成績というのは、普通は同じ試験の中でしか比べられないのです。別の試験になれば成績の価値は別ものです。同じA君が受けたテストでも、教科が違ったり受けた時期が違ったりすれば、比べられなくなります。たとえば、A君のテストで、国語が70点、理科が60点なら、国語の方が良い成績だと言えますか? それは言えませんね。なぜなら、国語と理科のテストでどちらが難しい内容だったかがわからないからです。国語は易しいテストだったので70点でもクラスでまん中くらい、理科は難しいテストだったので60点でもクラスで1番だったかもしれません。順位を見れば、国語と理科のテストでも比較できる? それは、同じクラスの中で全員が同じテストを受けた場合ですね。国語のテストは受けたけど理科は受けていないという人が1人でもいたり、他のクラスのこととなったりすると、順位では比較できなくなります。

偏差値を使えば…
しかしここで、偏差値を使えば、異なるテストの成績を同じものさしで見ることができるようになります。国語のテストで偏差値が60、理科で偏差値が55なら、国語の方が良い成績です。夏のテストの時の偏差値が55、秋のテストでの偏差値が50なら、成績は下がったということがわかります。「国語⇔理科」「夏⇔秋」と、それぞれ別のテストの成績を比べられるようになったということです。前回のテストと今回のテストとを比較できるというのは、とても便利ですね。これができないと、成績が良くなったのか悪くなったのか、はっきりしないということになってしまいます。

模試は全7回を「偏差値」で比べることが出来る、この辺では数少ない模試なんです。

よくある間違いとしては前回の模試で50点の点数、偏差値53の数学のテストがありました。
今回のテストでは58点の点数、偏差値52でした。テストの点数は上がっていますが、偏差値は下がっています。

昨年の第1回の平均は228点だったと記憶しています。
例えば、このテストで250点だった生徒が、その後平均270点のテストを受けて260点なら、10点上がったと考えますが、平均から比較すると、明らかに下がっています。偏差値でも当然下がっています!!

これからの試験などでは点数よりも「平均との差」と「偏差値」で比較するようにしていきましょう(^o^)/